Duality

自己表現 本 考え 生き方について

語彙力と感情のコントロール。(例)プライドが高そう× → 美意識が高そう〇 言葉の言い換え 

「相手のいいところをみる」これ難しいけど、人にも。物事にも。言えると思います。

 

何気ない言葉で相手を傷つけたり、変なとられ方をする事ってあると思うんですけど、そういう時は上手に言い換えられればいいなと思いました。

 

どうしても、合わない人います。

こだわりが強かったり、露骨に「お前とは違うんだよ」的な態度をとられると、ほんとげんなりします。

 

それで、人に「あの人プライド高すぎるんだよ!」って愚痴りたくなります。

 

ついつい悪口を言いたくなります。

 

そうすると、

 

「あー今自分悪口言おうとしてるなー嫌だなー」って自分自身を嫌になります。

 

「こんな事でイライラしてる自分って小っさ」って思います。

 

どんどん内向きになってしまって、で、そのまま寝て、起きて、次の日には何ともないように思っても「なんか変」ってなります。

 

 

言葉の言い換えで相手のいいところに気付く

 

何気なく言う

 

「あの人プライド高いからなー」

 

のこのプライドっていい意味で使われていないですよね。

 

そういう時は「プライド」でなくて「美意識」に言い換えれば、相手のいい部分を見るきっかけになるかもしれないと思いました。

 

ただ、相手のいいところを探すのは難しい。そこで言葉を言い換え、自分の感情を沈め、少しでも落ち着かせれば余裕ができるんだなと思いました。

 

もちろんこの方法に限界があるだろうけど、そういった方法を多く持っておく事が大切なんだと思いました。

 

語彙力の低下

若者は何かにつけて「ヤバい」と言う。というのを聞いたことがあります。

 

言うのはまだしも、せめて自分の中では、自分の感情により近い言葉や、文章をもっていたいと思いました。

 

小説、読書の効用

 

それにはまず多くの言葉を知っている必要があって、それをうまく使っている文章を多く見る必要があると思います。

 

重松清さんの小説はとても表現が豊かです。

 

小説を読むときは自然と登場人物の誰かに感情移入すると思います。

 

重松さんは「家族」をテーマにした小説を多く書かれていますが、普遍的なテーマだからこそ、男性なら父親に、女性なら母親に移入すると思います。

もちろん人それぞれ深さやポイントが違うとは思います。

 

移入して読んでいると、いたたまれない気持ちになったり、なんかもやもやしてなんて言えばいいのか分からない場面がよくでてきます。

 

そういう時、ぴたっとくる表現に出会います。

 

その時

「あー、この自分のもやもやした気持ちをなんて明快で、かゆいところに手がとどいた表現をしてくれるんでろう」

って毎度思います。

 

そういう積み重ねが大切だと思いました。

 

本の紹介

てっとり早く語彙力、言い換え力をあげるために

ネガポ辞典―ネガティブな言葉をポジティブに変換

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おすすめ重松清作品

長編

とんび (角川文庫)

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 短編

日曜日の夕刊 (新潮文庫)

日曜日の夕刊 (新潮文庫)

 

収録されている「卒業ホームラン」は中学三年生の国語の教科書に載っていて、これをきっかけに重松作品を好きになりました。

 

少年野球の監督の父とそのチームに所属する下手な息子とその家族の話です。

 

努力すること、好きという気持ち、父の葛藤、グレ気味の娘、進路、ギュッとつまったお話です。

 

ふと、子供さんの国語の教科書を読まれると面白いかもしれません。

(今はどうなのかな、たしか東京書籍だったような。)

 

 

 

 

なんでグローブを磨けば野球がうまくなるのか

 

僕は中高野球部にいたのですが、そこで印象に残っている言葉があるのでそれを取り上げたいと思います。

 

 

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それは「野球がうまくなりたいならグローブ、スパイクなどの道具を大切にしなさい」という言葉なのですが、僕はこの言葉の意味に納得出来ていませんでした

 

イチローは毎日グローブとスパイクを磨いとんじゃ。お前も上手くなりたいならみがけ」

これ耳たこですよ。

うっさいなーと思ってました。

 

もっと技術的な「練習」の方が直接的で速攻性がある。と思っていました。もちろんそうで、ただグローブを磨いていれば肩が強くなったり、スイングスピードが上がる事はありません。

 

だけど、別の側面で意味があるのだと気が付きました。

 

それは、その日の練習の復習をしているという事です。普通だと練習が終わって、疲れて家に帰って、今日の練習の反省や、振り返りなどをする時間はあまりありません。(課題あるし、朝テストあるし、なんか気付いたら肘痛めとるし、、、あれなんなんでしょうね、どこも痛くない日がないという。なにかしら出血してますし。)

 

だけど、グローブを磨くという行動が、何かしら野球の事を考えさせます。終始今日の練習の事でなくても、何か考えます。何もせず「10分」今日を振り返るのってむずかしいです、、、よね? 

 

そういう事かー!これなんだー!って思いました。

 

だから、なにもグローブ磨くのでなくてもいいかもしれません。「野球ノート」とか作って練習後に書くのもいいと思います。ただ、書くのはなかなか続かないです。尊敬する阪神の藤波選手は書いていたらしいです。

だから手軽にできるからこそ、監督、コーチが「上手くなりたいんやったら、グローブ毎日磨けよ」ってよく言ってたんでしょう。

いや、もしそういう意図なら教えてください!!って話ですけど、こういう事は自分で気づくのが大事ですもんね。

 

だからその日から毎日磨きました。家に帰って、ご飯食べて、風呂はいった後、グローブ、スパイクと磨き道具もって、玄関で黙々と、、、

 

って嘘です。この意味、引退して気づいたんです。はよ気づきたかったなー。